CS放送のスカイAが8日、春の番組編成会見をオンラインで行い、韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーの独占放送権・配信権を獲得し、今春からトーナメントを放送すると発表した。

スカイAではツアー開幕戦ロッテレンタカー女子オープン(4月8~11日)に加え、同ツアーのメジャーを中心に計6戦を最終日中心に放送。また配信サイトのスカイAゴルフLIVEで同ツアー全31戦を送る。

韓国は、古くはメジャー5勝を含む米ツアー25勝の朴セリ、最近では昨年12月の全米女子オープン優勝のキム・アリムらを輩出。日本ツアーで活躍するイ・ボミ、申ジエ、アン・ソンジュらの母国でもあり、現在の世界ランクでは同国プロが1、2位ほかトップ10に4人を占める。

一方でツアープロ10人をファン投票により広報モデルに選出するなど、エンターテインメントにも注力。ところが、日本ではいまだベールに包まれた部分が多い。

同局の鳥海久慎編成局長は「強さはもちろんビューティーの側面もある。スカイAの視聴者増につなげられるのではないか」と狙いを説明した。当面はトーナメント中継中心となるが、コロナ禍が落ち着けば、韓国ロケを行い、同ツアー選手の素顔に迫る企画なども検討するという。

この日は同ツアーの注目選手としてパク・ヒョンギョン、ユ・ヘラン、チェ・ヘジンの20、21歳の3選手を紹介。ナビゲーターとして出席した同ツアーに詳しいスポーツライター金明■(キム・ミョンウ)氏は「雰囲気で言うと、日本ツアーと比べて殺伐とした感じ。ギャラリーは日本の方が多いですが、戦場、競争という点では日本と間違いなく違います。韓国ではゴルフの環境を求めるなら日本ツアー、プレーヤーとしてレベルを高めるなら韓国にとどまって、その後に米ツアーというイメージが強いです」と話した。

また日韓両ツアーに参戦経験がある“セクシークイーン”のアン・シネがコメントで「パク・ヒョンギョン、イム・ヒジョン選手がとてもホットです! まだ若い選手ですが、成熟したプレーをしますし、飛距離もあります。とても才能のある選手です」と注目選手を紹介した。

※■は日の下に立