男子ゴルフの石川遼(29=CASIO)が東日本大震災から10年を迎えた11日、自身の公式サイトで思いをつづった。

石川は「今日は3月11日。東日本大震災から10年が経ちました。被災地におかれましては、ゆっくり着実に復興がこれからも進んで、良くなってくれることを祈っています」と冒頭で切り出した。続けて「みなさんの心の支えになれる!なんて自信満々に思っていないけど、自分は全力で目の前のやるべきことをやります。その先に何か生まれるものがあったらいいなと思います。僕はみなさんの応援にいつも支えられてます」と思いを込めた。

石川はこれまで何度も被災地を訪れて現地住民と交流するなど、支援活動を積極的に行ってきた。19歳だった11年にはツアーでの獲得賞金の全額寄付とバーディー1つにつき10万円の義援金送付も行った。公式サイトでは「まだもう少し窮屈で違和感のある時間が続くかもしれませんが、必ずまたいい時間は訪れますよね」と励ましのメッセージも送り、「ゴルフの試合においては、女子ツアーが開幕戦で有観客試合を行いました。観客は選手の大きなモチベーションです。大きな一歩ですよね!男子も有観客…やりたい」と今季への思いも語った。

21年の国内男子ツアーは4月15日開幕の「東建ホームメイト・カップ」(三重・東建多度CC名古屋)が初戦。石川は「国内男子ツアー開幕まで1カ月ちょっとになりました。いいトレーニングを積めてます。成果を結果で示せるようにがんばります」と意気込んで締めくくった。