2位と4打差の首位で出た河本結(22=リコー)は、岡山絵里に逆転を許し、2年ぶりのツアー通算2勝目はならず、2位に終わった。

1バーディー、2ボギーの73。1つ落とし、前日27日にマークした大会新記録の「63」よりも、10打も多かった。通算12アンダー、204とし、岡山に1打及ばなかった。ホールアウト後の記者会見では開口一番「情けないなと思う。かっこ悪い。悔しい」と、率直な思いを口にした。

1つ前の組で回っていた岡山が、最終18番パー5でバーディーを奪っており、河本はこの日守り続けていた首位の座から陥落した。バーディーで追いつきたい18番だったが、パーに終わった。このホールを振り返り「悔しいのはセカンド(ショット)のダフり」と、唇をかんだ。一方で「また優勝するという、強い気持ちを持てた」と、精神面での収穫も挙げた。

今後は主戦場とする米ツアーに出場し、次戦はメジャーのANAインスピレーション(4月1日開幕、米カリフォルニア州)を予定している。「来週のメジャーは、精いっぱい自分のプレーをしたい」と、挑戦者精神を前面に出して話した。