米女子ツアーの今季メジャー第1戦ANAインスピレーションがいよいよ開幕する。日本からは畑岡奈紗や渋野日向子(ともに22)ら7人が参戦。注目の大会について、ツアー7勝の佐伯三貴氏(36)に展望を聞いた。

会場のミッションヒルズCCは、私も08年のQTで行ったことのあるとてもいいコースです。池も絡んで戦略性があり、私は楽しくて仕方なかったです。例年のチャンピオンをみると、ショットメーカーが多く飛ばし屋有利ではない。米メジャーのセッティングは難しいですが、日本のメジャーのセッティングも引けを取らないので日本人だからといって関係はないと思います。

7人の日本勢では、ショットメーカーの畑岡、国内メジャー2勝の原、そして前週のアクサ・レディースで悔しい思いをした河本に注目しています。特に河本は、優勝争いのリベンジに燃えているでしょうし、もともと海外志向が強い選手。良い状態をキープし、国内ツアーの勢いでビッグスコアも期待できます。

渋野は、状態は悪くないと思います。今年はスイングを変えたり、昨年までのコーチから卒業したりと、まだまだ手探りでやっていると思います。でも、やろうとしていることを曲げないで集中してやることで、結果がおのずとついてくると思います。第1日、第2日のどちらかでビッグスコアが出れば、今大会はいい成績が出せる可能性はあります。

ANAインスピレーションと言えば、優勝した選手が池に飛び込むシーンと、池から上がった後にガウンを着るのがステータス。出場する選手たちがみんなそれを夢見て戦っています。日本人が池に飛び込むシーンを今年は見たいと願っています。

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