国内女子ゴルフツアーの21年第6戦富士フイルム・スタジオアリス女子オープン(兵庫・花屋敷GCよかわC)の第1ラウンド(R)が予定より6時間半遅れの9日午後2時から始まった。

この日早朝にテレビ中継スタッフ(屋外作業員)1人の新型コロナウイルス陽性反応が判明したことによるもの。最終組は午後5時スタート予定で、第1組で7ホール前後、最終組で15ホール前後を残して日没サスペンデッドとなる可能性が濃厚だ。

日本女子プロゴルフ協会と主催者はこの日早朝から保健所に連絡を取り、濃厚接触者の有無が確認されるまで、ドライビングレンジ、パッティンググリーンなど練習場の立ち入りを禁止。選手はクラブハウス、車内、ホテルなどで待機していた。

大会は予定通り54ホール競技の完了を目指す。第2日も第1Rの残りと第2Rを行うため、日没サスペンデッドの可能性が濃厚。最終日は第2Rの残りを行った後、通常の60位タイまでの予選通過者を決めた後、昨年ニトリレディース以来2度目の「セカンドカット」を採用し、決勝Rの競技人数を予選Rの上位30位タイまでに絞ることを検討している。

ただ、第1日、第2日の競技進行状況を見て「競技成立」を最優先に考え、競技を54ホールから、45ホールや36ホールなどに短縮する可能性も残っている。【加藤裕一】

「6時間遅れの経緯」はこちら>>