18、19年賞金王の今平周吾(28=フリー)が東京五輪出場に意欲をみせた。松山のマスターズ制覇で日本中が沸いた翌日の13日。今年の国内ツアー初戦、東建ホームメイト・カップ(4月15~18日、三重・東建多度CC名古屋)へ向けた練習後に取材に応じた。

五輪について「小さい頃から出てみたいと思っていた大会。世界ランキングをもっと上げて、日本に貢献できるように頑張りたい」と力を込めた。現在、世界ランキングは14位の松山に次ぐ日本人2番手の83位。6月21日時点の同ランキングで各国上位2人が出場権を得る。

自身も19、20年に出場したマスターズについて「僕が海外試合に出た時は飛距離やアイアンの高さなどで差を感じますが、松山さんは全てのポテンシャルが高い。ものすごいことをしているなと思いました」と話した。

今オフは新たにトレーナーをつけて週3日の筋力トレーニングを行い、体重は2キロ増量。飛距離も向上し「安定感が増した。今後は海外でも優勝争いができるようにしたい」と意気込んだ。【松尾幸之介】