男子ゴルフの片山晋呉(48=イーグルポイントGC)がマスターズ優勝の松山英樹に負けじと? 海外シニアメジャー優勝を目指す覚悟を明かした。

13日、今年の国内ツアー初戦、東建ホームメイト・カップ(4月15~18日、三重・東建多度CC名古屋)の練習ラウンド後に取材に対応。松山について「日本中が感動したし、まさか生きているうちにああいうものが見られるなんて。何とも言えないこういう感情ってあるんだという気持ちになった」とあらためて称賛した。自身についてはシニアツアー(50歳以上)での米メジャー大会制覇を目標に掲げ「一昨年ぐらいから、それを見据えてスイングを変えてきた。USシニア(全米プロシニアゴルフ選手権)とかメジャーで勝ちたい」と力を込めた。

着々と進めていた次なる夢への準備。挑戦の理由については「世界一になれなかったことが唯一の心残り」と語った。スイング改造についても自信をみせ「それがハマったら(現在の)レギュラーツアーでも勝てるだろうなと思っている。この5試合はクラブとかも試しながらやる感じになる。早めに優勝していきたい」と意気込んだ。

一方で、若手には少しでも早い海外挑戦を勧めた。「マスターズに日本人1人は寂しかった。早く世界に行って戦わないと遅い。20代前半で行った方がいいと思う」。今回の松山の優勝によって若手選手の海外志向が強まることも期待し「『俺も世界で』と思ってくれないと、また松山君1人になっちゃう。今は海外の試合もいつでも見られる時代だから」と熱く語った。報道陣から自身のマスターズ再挑戦の可能性について問われると「俺は夢を語らないタイプ。現実を見ているので」と返して笑わせた。