米男子ゴルフでアジア人初のマスターズ制覇の偉業を果たした松山英樹（29＝LEXUS）が14日、オンラインで優勝帰国会見を行った。

グリーンジャケットを着て会見に出席した松山は「いろんなニュースを見る度にすごいことをしたんだなと実感しています。これを着るのは日本人で初めてだと思いますし、それはうれしいなと思います」と笑顔で語った。

松山は13日に日本に帰国しており、現在は国内で自主隔離中。「まだ帰ってきてから誰とも会っていないので、不思議な感じはあります」とも口にした。グリーンジャケットはずっと手に持って帰国したと明かし「常に持ち歩こうと思います。どこかに置いてなくなるよりかは持っているのがいいのかなと思うので。なかなか着ることはないにしても、手には持っていると思います」と語った。

マスターズ勝利の要因については「今年に入ってから少しずつ良くなる気配があった」とし「マスターズ開催週の水曜日に練習が終わって、今週いけるかもしれないと自分の中で何かあって。そういう気持ちになったことが一番大きかったかなと思います」と話した。

今後については「目の前の試合を今までも一生懸命やってきましたし、その姿勢をかえることなくやっていきたい」と話した。日本代表として出場が濃厚な東京オリンピック（五輪）へ向けては「無事に開催されるのであれば金メダル目指して頑張りたい」と意気込んだ。