米男子ゴルフでアジア人初のマスターズ制覇の偉業を果たした松山英樹(29=LEXUS)が14日、オンラインで優勝帰国会見を行った。グリーンジャケットを着て出席し、喜びを語った。主な一問一答は以下の通り。

-大会では表情が柔らかく見えた。意識はしていたか

松山 心がけてやっていたのもあると思いますが、状態が上がってきたというところでミスを許せるというか、自然とそういう気持ちになったんじゃないかなと思います。

-初出場から10年でマスターズを制した。次の10年の目標は

松山 先のことはわからないので、どういう10年が待っているかわからないですけど、目の前の試合を今までも一生懸命やってきましたし、その姿勢を変えることなくやっていきたい。

-4大メジャー制覇への思いは

松山 そういう気持ちは少なからずありますが、今はマスターズが終わって、本当に疲れたというか。今までにない感情をまだ感じているので。まだ次の目標を決めるところには達していないので、もう少し余韻にひたりながら、ゴルフをしたいというタイミングがきたときに目標を立てたい。

-とてもジャケットがお似合いだと思うが、着て帰ってきたのか

松山 さすがにずっと着ているのはあれなので、ずっと腕に持っていました。

-今後、どう管理していく?

松山 常に持ち歩こうと思っています。どこかに置いて無くなるよりかは持っているのがいいのかなと思います。なかなか着ることはないにしても手には持っていると思います。

-東北の方々について

松山 10年前、大変な時に(マスターズに)送り出してくれた感謝の気持ちは忘れてないですし、早いのか、遅いのかわからないですけど、こうやってジャケットを着て会見ができているのは僕もうれしいし、良い報告ができたんじゃないかなと思います。

-祝福の連絡はそうとうあったんじゃないか

松山 そうですね。ありました。僕の携帯に入っている(連絡先の)数が少ないのでそんなに多くはないですけど、うれしかったです。

-今年からコーチをつけた効果をどう感じているか

松山 去年、すごくスイングに悩んでいましたし、なかなか思うような結果が出ないときにお会いして。話をしていく上で、自分が大事なことを忘れていたとか、そういうところもあったので。感覚的なところで、細かい部分はお話しすることはできないですが、そういうところを見つけてくれた。それを今年の2月頭から2カ月弱過ごしていく中で、自分の新たな発見とかにいろんな意見を出してくれて。それは違うんじゃないかとか、これは合っているよねとかのコミュニケーションがとれて、今までとは違う感じでプレーはずっとできていました。