笹生優花(19=ICTSI)が、8バーディー、ボギーなしの64のビッグスコアで回り、首位でホールアウトした。ほとんどの選手が、まだホールアウトしていないが、8アンダーと好スタートを切った。

出だしの10番パー4で、第2打を1メートル足らずにつけてバーディーを奪った。18番パー4は4メートルのパットを決めて連続バーディー。3つ伸ばして折り返すと、後半も4番パー4でバーディーを先行させた。6番からは、上がり4ホール連続でバーディー。最終9番パー4は、第2打を20センチにピタリとつけるスーパーショットで、楽々とバーディーと、第2ラウンドに勢いをつなげる形で締めた。

ホールアウト後は「落ち着いて、マイペースでできたのがよかった」と振り返った。前戦は2週前に行われた今年最初のメジャー、ANAインスピレーションに初出場し、予選を通過したが50位。すぐにハワイに移動し、気候にも、米ツアーの雰囲気にもなじんできた中で好発進を切った。

松山英樹のマスターズ制覇にも刺激を受けていた。マスターズは連日観戦していたといい、大会前には「土曜日(第3ラウンド)の夜に『松山さんが絶対に勝つ』と思っていたので本当にうれしいです」と語っていた。海外ツアーで日本人の2週連続優勝の期待もかかるが「8アンダーが出るとは思わなかった。明日(第2ラウンド)は、8アンダーが出ないのが普通なので、自分なりに頑張りたい。いつも通りマイペースで予選を通過できるようにというのと、楽しんでゴルフができれば」と、浮かれた様子もなく話した。