14位で出た渋野日向子(22=サントリー)は、4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71と1つ伸ばして回り、通算5アンダー、139の41位で予選通過を決めた。通算16アンダーで首位の笹生優花とは、11打差と開いた。

インコースからスタートし、出だしの10番パー4で痛恨のダブルボギーをたたいた。ティーショットを池に入れると、7メートルのパーパットは1・5メートル右に切れ、ボギーパットも外した。だが直後の11番パー4でバーディー。第2打を2メートルにつけて奪った。さらに、ともにパー5の14番は3メートルのパットを決め、17番は2オンから6メートルのイーグルパットこそわずかに外したが、楽々とバーディーを重ねた。それでも18番パー4でボギーをたたき、振り出しに戻った形で折り返した。

後半は我慢の展開が続く中、7番パー5で伸ばした。グリーン手前から、第3打のアプローチを50センチにつけてバーディーを奪った。最終9番パー4も、1・5メートルのバーディーチャンスにつけたが、決めきれなかった。

ホールアウト後は「スタートホールで、いいショットをしたと思ったのが池に入ってしまって、かなり悔しいスタートだったけど、その後、持ちこたえて、何とか1アンダーで回れてよかった」と、冷静に振り返った。出だしで2つ落としながらも、11番ですぐに1つ取り返したことには「あそこは取りたかった。距離も短かったので。あそこで取れて、切り替えることができて本当によかった」と、納得の表情で語った。

第1ラウンドはパーオン率が100%だったが、この日は61・1%にとどまった。「昨日良かったパーオン率が、今日は低かったので、そこはしっかりと今から練習して、明日(第3ラウンド)はもっといい数字で上がれるようにしたい」と話すと、練習場へと向かった。