日本ゴルフツアー機構(JGTO)は17日、出場選手に新型コロナウイルス陽性者が出て同日の第3日を中止としていた国内男子ツアー、東建ホームメイト・カップ(三重・東建多度CC名古屋)について、18日に18ホールのみで最終ラウンドを実施すると発表した。

当初の4日間72ホール競技から3日間54ホール競技へと短縮されることになる。

大会は16日の第2ラウンドで金谷拓実(22=フリー)が通算10アンダー、132で単独トップに立っており、1打差の2位で木下稜介(29=ハートランド)、2打差の3位でアマチュアの中島啓太(20=日体大)が追う展開となっていた。金谷と木下はこの日、JGTOを通じてコメントを発表。金谷は競技中止となった17日は午前中に打ちっぱなしで1時間、練習を行ったと明かし「自分のいつものプレーをすることが大事だと思うので、どんな状況でもいつもと変わらず集中してプレーしたいなと思います」と意気込んだ。

一方、外出はせずに部屋でトレーニングを行っていたという木下は「最終組の3人から優勝者が出ると思うので、しっかり相手のプレーも見ながらやりたい。他の2人に負けないように頑張りたいです」と金谷、中島との決戦へ闘志を燃やした。

今年の国内男子初戦となった同大会は15日から4日間の日程で開幕。16日の第2ラウンドを体調不良で棄権した金庚泰(34=新韓銀行)の新型コロナウイルス陽性が判明したため、JGTOが同日の同ラウンド終了後に17日の第3ラウンド中止を発表。会場の消毒作業などを行い、その後の開催方式については未定としていた。最終ラウンドは18日午前7時半開始で、賞金は規定により、支払い、ランキング加算ともに75パーセントとなるという。