3年ぶりのツアー通算16勝目を上げたリディア・コ(23=ニュージーランド)は、マスターズで優勝した松山英樹らの活躍が刺激になっていたと明かした。

15歳で米ツアー初優勝、17歳で世界ランキング1位など、数々の史上最年少記録を塗り替えてきたが、17年以降は1勝と勝ちきれなかった。そんな中で今月、米男子ツアーではジョーダン・スピースがテキサス・オープンで、松山英樹はマスターズで、ともに4年ぶりの優勝を果たした。

コ 優勝が遠のくと、私の中でたくさんの疑念が浮かんでいました。「私はまた優勝できるのか」と疑う時もありました。ジョーダン・スピース選手と松山英樹選手のここ数週の活躍もですけど、彼らも大変な時期があって戻ってきています。希望を与えてもらいました。「彼らだって頑張っているんだから、私にもできる」と思ってプレーしていました。ゴルファーは良い時ばかりではないけど、そこで忍耐強くいること、やるべきことをやること、深刻に考えないことが大事なんだと感じました。

松山とスピースに感謝しながら語っていた。この日は2位に1打差の首位で出て、7バーディー、ボギーなしの65で回り、通算28アンダー、260。9番から4連続バーディーを奪って独走態勢に入り、最後はネリー・コルダ(米国)ら21アンダーで2位の4人に、7打差をつける圧勝だった。