金谷拓実(22=フリー)が3バーディー、2ボギーの70で回り、通算11アンダー、202で今年初戦を制した。アマチュア時代を含め通算3勝目、賞金ランキングもトップに浮上した。マスターズを制した東北福祉大の先輩・松山英樹から電話で「東京オリンピック(五輪)に一緒に出ようぜ」と激励され、五輪への思いを強くしている。今大会は選手に新型コロナウイルス感染者が出たため17日の第3日が中止。計54ホールの競技となり、賞金加算額は本来の75%となった。

◆男子ゴルフの東京五輪出場枠 国際ゴルフ連盟(IGF)が発表する21年6月21日時点の世界ランキングを基にした五輪ゴルフランキングで決定する。基本的には各国のランキング上位2人までを選出。五輪ゴルフランキングの上位15位までに入れば最大4人まで出場可能となる。現在、日本人トップは世界ランク14位の松山英樹で、次いで83位に今平周吾、そして118位に金谷と続く。ランキングに反映されるポイント配分は国内よりも海外ツアーの方が多い。