首位と3打差の2位で出た大里桃子(22=伊藤園)は、3バーディー、1ボギーの70で回り、通算11アンダー、277で、2週連続の2位に終わった。

ともにパー4の4番で第2打を1メートルにつけ、5番で10メートルのパットを決めて連続バーディーを奪った。この時点で11アンダーとし、首位で出て12アンダーの高橋彩華を射程にとらえた。さらに8番パー4で、4メートルのパットを決めて3つ目のバーディーを奪った時点で、ついに高橋と並んで首位に立った。

だが後半に入ると、伸ばしてきた西村優菜に、13番で抜かれた。後半はバーディーなし。15番パー5でボギーをたたくなど、西村との差を縮められないまま終えた。それでもホールアウト後は開口一番「私がこの大会を面白くさせたんじゃないかなと思います」と、笑って話すなど、悲愴(ひそう)感は見せなかった。

むしろ、来週以降も続くツアーに向けて「2週連続で2位に入ることができて、悔しい気持ちもたくさんありますけど『自分頑張ったな』という気持ちもあるので、来週以降もこういうゴルフができたらいいなという気持ちでいます」と、充実の表情で話していた。

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