10年ぶりのツアー通算6勝目を狙った高山忠洋(43=スターツ)が77と崩れ、通算8アンダーの34位に終わった。

首位との2打差逆転を狙い、前半アウトはパープレーにまとめたが、風が強まった後半インは11番パー5でダブルボギー、15番から4連続ボギーなど41をたたいた。

高山は「これが僕の実力ですよ」と無念そうだ。V逸も悔しいが、もう1つの重要なノルマも果たせなかった。

18年7月から「中心性漿液(しょうえき)性脈絡網膜症」という右目の病気でツアーを長期離脱、昨年9月のフジサンケイクラシックから特別保障制度で復帰したが、その適用も次戦ダイヤモンドカップまで。今大会で83万910円を獲得すれば18年のシード継続が決まったが、賞金26万円と決めきれなかった。

残り1試合で残り57万910円。「それはもう仕方ないこと。そんなことを考えてもね…。今日は今日でベストを尽くして、この結果。気持ちを切り替えて、来週頑張ります」。ベテランが崖っぷちに追い込まれた。

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