賞金ランク2位の星野陸也(25=フリー)が12日、13日開幕のダイヤモンド・カップ(神奈川・相模原)優勝で、今年のメジャー残り全3大会出場をもくろむ。この日、相模原での練習ラウンド後に最新の世界ランク100位の枠で20日開幕の全米プロゴルフ選手権出場の資格を得たことを明かし「全米プロに出たら、(全英オープン出場権がかかる)ミズノ・オープンには出場できない。今週勝たないと、全英オープンに行けないので頑張ります」と話した。全米プロ選手権には、今大会を終えた翌日の17日に出発する。

全米プロ選手権に出場することは、星野にとって他の2つのメジャー、全米オープン(6月17日開幕)と全英オープン(7月11日開幕)の日本での予選に出場できないことを意味する。全米オープンの国内最終予選会は24日に茨城のザ・ロイヤルゴルフクラブで、全英オープンは、27日開幕のミズノ・オープンの上位2位までに出場権が与えられる。それでも星野は「PGA(米ツアー)を目標にしているので、迷わず行くと決めた。全米オープンの最終初戦は米国に残って受けます。マックス全米オープンの終わる6月末まで米国にいます」と話した。

緊急事態宣言の出ている新型コロナウイルス感染症の状況がどうなるかも分からない。それでも、星野は米国行きを決断した。その前に何としても今大会に優勝して全英オープンの出場権を獲得したいところだ。