優勝した4月のマスターズ以来、今大会で約1カ月ぶりにツアー復帰した松山英樹(29=LEXUS)は、53位で決勝ラウンド進出を決めた。

54位から出て5バーディー、3ボギーの70で回り、通算6アンダー、138とした。好スコア続出で、17アンダーで首位のサム・バーンズ(米国)とは11打差。1打足りなければ予選落ちという、ギリギリの予選通過だった。71で回った小平智も6アンダーの53位で決勝に進んだ。

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松山はパットに苦しみ伸ばしきれなかった。出だしの10番で、2・5メートルのパーパットを外してボギー発進。持ち前のショットから11、12番で連続バーディーなど盛り返したが、後半はさらにパットで苦戦した。3番は2・5メートルのバーディーパットが、カップに蹴られて天を仰いだ。それでも休養中はほとんどクラブを握っていなかっただけに「練習し始めてから短期間でよくこのスコアで回れたと思う」と前向きにとらえた。