男子ゴルフの今年最初の国内メジャー、ツアー選手権森ビル杯開幕前日の2日、会場の茨城・宍戸ヒルズCCで、石川遼(29=CASIO)が最終調整を行った。出場予定の全米オープン(17~20日、米カリフォルニア州)も視野に、今大会前から47・5インチ(約1・2メートル)の長尺ドライバーを用いた練習を行ってきたと告白。従来、多用してきた45・75インチ(約1・16メートル)のドライバーと比べ、飛距離が「10ヤードぐらい伸びている」と明かした。「あとは精度が落ちるのとてんびん」と、今後の使用は、飛距離と精度のメリットを比較して検討することになる。

一方で、今季はマネジメントを重視したゴルフを展開している。今大会は10年の15位が最高と、得意ではなかったが「今までとは、このコースの見え方が変わってきている。ただ何せ、コースが難しい」と、以前よりは苦手意識が軽減している様子。「自分なりに攻めていくことがキーになると思う」と、意気込んだ。