18位から出た石川遼(29=CASIO)は、バーディーなし、5ボギー、1ダブルボギーの78と7つ落とし、通算6オーバー、148でホールアウトした。午後6時19分に日没サスペンデッドが決まった時点で、予選を通過するカットライン上の暫定57位となった。

前半は、出だしの1番パー4で4メートル、2番パー5で2・5メートルのバーディーパットを決められず、ギャラリーの女性ファンから悲鳴や「あー、惜しいっ!」の声が上がった。すると、徐々に雨が強まる中、ショットが乱れ始めた。6番パー4は、第1、2打ともに右ラフに入れ、第3打はピンまで11メートル、グリーン右端に乗せるのがやっとで、2パットを要してボギーが先行した。さらに8番パー4では、ティーショットをOBとするなどダブルボギーをたたき、上位争いから大きく後退した。

終盤は15番から最終18番まで、4ホール連続でボギーをたたいた。雨と風の影響もあって最後までバーデイーを奪えず「雨のおかげですごく難しかったですけど、それ以上に自分が下手でしたね」と振り返った。「ショットがだいぶブレてしまったので、8番で右にOBを打ちましたけど、そこもかなり悪いスイングをしてしまいました。そこから焦りもあって、なかなか冷静にやらせてもらえなかった。そこが課題。何とか残り2日でアンダーパーに戻せるように頑張りたい」と続け、進出が濃厚な決勝ラウンドを見据えた。