女子ゴルフの全米女子オープンを制し、日本女子3人目となるメジャー優勝を成し遂げた笹生優花(19=ICTSI)が7日、報道ステーション(テレビ朝日系)に生出演し、大会後の心境などを語った。

番組では放送開始から笹生の快挙を約20分にわたってトップニュースで報じた。これまでの歩みや大会ハイライトなどを伝えたのちに笹生が生出演。米国時間では早朝で、優勝から一夜明けた現在の心境について「あんまり実感はないです。すごくうれしいですし、良い経験になりました。でも今週は今週で、もう終わっちゃったので。また次の試合につなげられるようにしたいです」と話した。

今大会に臨むにあたっては「特に普段通りでした」と冷静に語り、最終日の2番、3番で連続ダブルボギーを喫した場面については「イライラしていました。心が折れるというよりかは、本当にオーバーでは終わりたくなかったので、どうやったらイーブンパーであがれるかを考えていました」と振り返った。

キャディーの声かけもあり、その後は復調して終盤の16、17番で連続バーディーを奪って首位に追いついた。畑岡奈紗との日本人対決となったプレーオフ前には腹痛が襲っていたといい「18ホール終わったあとにトイレを探していて、奈紗ちゃんが『そこにあるよ』って教えてくれた」と思わぬエピソードも明かした。

幼少期からトレーニングを共にしてきた父をはじめ、家族へ向けてはあらためて感謝の言葉も口にした。「みんながいなかったら自分はここにはいないので。ありがとうと思っています」。今後については「まだまだゴルフ人生は長いと思うので、これからも頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。