国内女子ゴルフツアー21年第15戦・宮里藍サントリー・レディスは10日、兵庫・六甲国際GC(6517ヤード、パー72)で開幕する。新世紀世代の山下美夢有(19=加賀電子)が8日、練習ラウンドを行った。

同世代の笹生優花が全米女子オープンで優勝した。「感動しました。同級生で、日本では一緒に(練習)ラウンドもして、ユウカにはいい刺激をもらいながらやっている。海外で優勝したのはすごい。私も頑張ってついていくしかない。自分のレベルを見直した1週間でした」。全米の最終日前にLINEで「明日も頑張れ」、優勝後に「おめでとう」と連絡すると「ありがとう」と返信があった。

全米はレギュラーラウンドの最終18番からプレーオフの最後までテレビで見た。「(笹生は)実力的に上位で戦えると思っていた。すごいな、とは思ったけど、実力的に私がまだまだ下と思う。負けないぐらい、強くなりたいと思います」。優勝の瞬間を見て「最後の(ウイニング)パットが入った時は、感動したというか…ライバルとしてやってるけど」と思った。

山下も米ツアー志向がある。「そこに特に変わりはなく、今年は日本ツアーで戦って少しでも上位に。将来は海外でと思うけど、今のままでは正直、上位で戦えないと思う。自分のレベルを全体的に少しずつ上げたい。飛距離もあと10ヤードはほしいし」。米ツアー挑戦のタイミングを「チャンスがあれば」と表現した。【加藤裕一】