国内女子ゴルフツアー21年第15戦・宮里藍サントリー・レディースは10日、兵庫・六甲国際GC(6517ヤード、パー72)で開幕する。

同じミレニアム世代でご当地プロの古江彩佳(21=富士通)と安田祐香(20=NEC)は8日、それぞれ練習ラウンドを行った。

19年プロテストに合格し、昨年はコロナ禍で大会がなかった。高校ゴルフの強豪、兵庫・滝川二高で腕を磨いた。ジュニアから世話になった場所だけに、プロとして結果を残したい。高卒後、六甲国際GCに社員扱いで世話になった古江は練習ラウンドを終え「懐かしい感じです。恩返ししたいです。最低でも予選通過して、4日間しっかり戦いたい」と言い、安田は「地元はより気合が入ります。4日間、しっかりアンダーで回りたい」と話した。

また、全米女子オープンで1学年下の笹生が優勝した。古江は「リアルタイムで見てなくて、ニュースで知った。“すごいな”“かっこいいな”と。日本で戦っていた身近な選手だから、簡単に言えば刺激になります」と言いつつ、冷静に受け止めている。本来、海外志向よりも国内ツアーに重きを置く考えが強い。「刺激は受けたけど、考え方のベースはあんまり変わりません。メジャーは(私が)出られるようなとこではない、すごい舞台という印象。だから…すごい以上の言葉って何ですか? (笹生は)あり得ないことをしたなと思っています」。

安田は「日本ツアーで戦っていた人がメジャーで勝つ。いろんなプレーヤーがすごく影響を受けたと思う。全員にチャンスがあると思わせてくれた。まず日本で頑張って、世界で活用できるように」と話した。【加藤裕一】