国内女子ゴルフツアーのニチレイ・レディースが18日、千葉・袖ケ浦CC新袖C(6550ヤード、パー72)で開幕する。

見どころの1つは、稲見萌寧(21=都築電気)。前週の宮里藍サントリー・レディースで21年6勝目濃厚と思われたが、4打差逆転負け。最終日を首位で迎えての逃げ切り失敗は5度目で初。ショックから立ち直っているか。

賞金ランクは1位小祝と約433万円差の2位。実質2枠の東京五輪代表争いは現在2番手。3番手古江との事実上のマッチレースも正念場だ。開催コースのグリーンが小さく、ショットメーカー有利とみられることは追い風か。

全米女子オープン優勝の笹生優花と同じ新世紀世代、山下美夢有と西郷真央は前週、最終日の猛チャージで2位になった。モチベーションは高い。

前週のトップ10には黄金世代の小祝さくら、高橋彩華、大里桃子、吉本ひかる、ミレニアム世代の古江彩佳、西村優菜、今年1勝の岡山絵里らも入った。最近パターン化しつつある“常連”による優勝争いになりそうだ。【加藤裕一】