女子ゴルフの14日付最新世界ランキングが発表され、試合出場のなかった笹生優花(19=ICTSI)が、前週よりも1ランク上昇し、自己最高位を更新する8位となった。

笹生は今月6日まで行われた全米女子オープンで、日本人女子3人目のメジャー優勝。前週のランキングは、それまでの40位から一気に9位に浮上していた。全米女子オープン翌週は試合出場がなかったが、金孝周(韓国)が下がる形で逆転した。

二重国籍の笹生は、東京五輪には母の母国フィリピン代表として出場の意向を示している。東京五輪の日本代表争いのトップは、全米女子オープンで笹生にプレーオフの末に敗れて2位となった畑岡奈紗。笹生同様に試合出場がなかったが、前週と変わらず10位だった。

東京五輪の日本代表争い2番手の稲見萌寧は、前週よりも2ランク上昇し、24位となった。3番手の古江彩佳は、前週と変わらず28位。4番手の渋野日向子は、試合出場がなかったが、1ランク上昇し、31位となった。

女子ゴルフの東京五輪代表は、6月28日付の世界ランキングに基づく、五輪ランキングで出場60人が決まる。各国上位2人に出場権が与えられ、五輪ランキング15位以内に3人以上いる国は、最大4人まで出場権を得られる。五輪出場が確実視されている畑岡と、もう1つの枠を稲見、古江、渋野で争う構図は前週までと変わっていない。日本代表争いの5番手は鈴木愛で44位、6番手は小祝さくらで47位となっている。

笹生よりも上位の7人は前週と変わらず、1位高真栄、2位朴仁妃、3位金世■(火ヘンに英)と、韓国勢がトップ3を占めている。■=火ヘンに英