2年連続6度目の出場の石川遼(29=CASIO)が6オーバー、77で第1ラウンド(R)を終えた。ホールアウト時点の順位は90位前後だった。

午前組のインスタートから10番で3パットを喫して3連続ボギー発進と流れをつかめず、18番パー5で初バーディーを奪ったが、インは38。アウトは6番パー4でバーディーを奪ったものの、1番パー4でダブルボギー、4、5、7番でボギーと39をたたいた。

第1打が右に出る傾向が目立った。パー3を除く14ホールでフェアウエーキープできたのは6ホールだけ。全米オープン特有の深いラフやバンカーに捕まり、グリーンをまともに狙えない場面が多く、パーオンは8ホールにとどまった。パットもタッチがいまひとつで、決めたい距離のパーパットを外すことが多く、ゲームメークに苦しんだ。

ただ、石川自身は「いいティーショットは結構打てていた。そこは収穫です」という。問題視したのは、第1打をフェアウエー、セミラフに置いた際の第2打に関してだ。「セカンドショット以降が下手くそ過ぎた。風はまだそんなに厳しくない。コンディションはタフだけど、それ以上にミスショットが多すぎたのが悔しいです」とこぼした。

キャディーの田中剛コーチとともに予選通過へ、第2Rで巻き返しをはかる。「(午後組になる)明日の方がグリーンは難しくなる。いいティーショットが打てた時に、それを生かせるセカンドショット、ティーショットをミスした時でも、ラフからでもパーセーブできるように。組み立てをしっかりしたい」と話した。