5位で出た松山英樹(29=LEXUS)は、インコースの前半9ホールを2バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの40で回り、通算2オーバーと4つ落として後半に突入した。前半終了時点で、首位のラッセル・ヘンリー(米国)と6打差の48位となっている。

スタートから4ホールで一気も6つスコアを落とす、波乱のスタートだった。出だしの10番パー4から痛恨のダブルボギー発進。第2打をグリーン奥の深いラフに打ち込むと、ラフから思うようにボールを上げられず、脱出に3打を要した。第5打でようやくグリーンに乗せ、第6打でカップイン。険しい表情を見せた。ラフに入れた第2打を打った直後には、波乱を暗示するようにズボンのベルトに不具合まで起きていた。スタートホールで、第1ラウンドの貯金をいきなり使い果たしてイーブンパーとなった。

続く11番パー3は、ティーショットを左のギャラリーの中に打ち込むなどしてボギーとした。前日の第1ラウンドで連続バーディーを奪った10、11番で、3つ落とした。

悪い流れは止められず、難度の高い12番パー4で、再びダブルボギーをたたいた。第2打でラフに打ち込むと、第3打はグリーン手前までしか運べなかった。グリーン外からパターで打った第4打は1・5メートルもカップをオーバーし、ボギーパットも決められなかった。13番パー5も、1メートル余りのパーパットを外してボギー。順位はスタート時点の5位から、一気に暫定89位へ。予選通過のカットラインを意識する位置まで急降下した。

それでも14番パー4で、第2打を2メートルにつけてバーディーを奪うと立て直した。15番からは3ホール連続でパーをセーブし、18番パー5で再びバーディー。長いイーグルパットを30センチに寄せ、上昇ムードで折り返した。