00年度生まれの「ミレニアム世代」の吉田優利(20)5バーディー、2ボギーの69と伸ばし、6位に浮上した。

首位とは3打差と初優勝も狙える位置につけた。吉田は「昨日よりもショットが安定していた。調子はいい方だと思います。上がってきている感じもしますね」と手応えを口にした。優勝すれば同世代では古江彩佳、西村優菜に続いて3人目。最終日へ向け「最後まで何が起こるか分からないと思っています。18番はイーグルも狙えるホール。諦めないでプレーしたい」と力を込めた。

妹の鈴(りん、17)は18日まで行われていた日本女子アマに出場しており、4位に入った。吉田は18年度の大会覇者でもあり、姉に憧れながらゴルフに励む妹の活躍について「『頑張ったね』って連絡しました。すごく緊張していたみたいで、プロテストも秋に控える中で不安だったと思いますが、よく頑張ったなと思います」と笑顔で語った。

2人はコーチや練習拠点も違い、ツアーなどで外出も多いため、ほとんど会う時間がないという。吉田は「もし妹がプロになったら順位を争う仲になるので。負けたくないですし、妹も『お姉ちゃんみたいになりたい』と言ってくれるので、私も頑張り続けたいと思います」と意気込んだ。【松尾幸之介】