女子ゴルフの21日付最新世界ランキングが発表され、日本人女子の上位はそろって順位を下げた。試合出場のなかった笹生優花(19=ICTSI)は、前週よりも1ランク下げて9位。20日まで行われた米女子ツアーのメイヤー・クラシックで、29位だった畑岡奈紗も1ランク下げて11位となった。同じく20日まで行われた国内女子ツアーのニチレイ・レディースで、41位に終わった稲見萌寧も1ランク下げて25位に後退した。

女子ゴルフの東京五輪出場者60人は、次週の28日付の世界ランキングで決定する。各国上位2人に出場権が与えられ、五輪ランキング15位以内に3人以上いる国は、最大4人まで出場権を獲得。二重国籍の笹生は、東京五輪には母の母国フィリピン代表として出場の意向を示している。日本代表争いは畑岡が1番手で、すでに五輪代表入りが確実。2枠目を2番手の稲見と、いずれも前週と順位が変わらなかった3番手で28位の古江彩佳、4番手で31位の渋野日向子が争う展開となっている。

次週の世界ランキング発表前に、稲見と古江は国内女子ツアーのアース・モンダミン・カップ、渋野は全米女子プロ選手権に出場する。メジャーの全米女子プロ選手権は、世界ランキングを左右するポイントが高く、仮に優勝すると国内ツアー5勝分ほど、2位でも同3勝分ほどのポイントが加算される。

メイヤー・クラシックで優勝したネリー・コルダ(米国)が、前週の4位から3位に浮上。前週まで3位の金世〓を4位に退け、韓国勢が独占していたトップ3の一角を切り崩した。1位の高真栄、2位の朴仁妃に変動はなかった。

※〓は火ヘンに英