東京オリンピック(五輪)女子ゴルフ日本代表コーチの服部道子氏(52)が初の著書「好転力」(世界文化社)を7月16日に出版する。

服部氏は84年の日本女子アマチュア選手権で当時史上最年少の15歳9カ月で優勝を果たすなど早くから頭角を現し、プロ転向後の98年には賞金女王を獲得。国内通算18勝をあげるなどして活躍した。現在は13年に出産した1児の母として奮闘する傍ら、東京五輪コーチとして後進の育成に励んでいる。同書は服部氏が常に心掛けてきたことや周囲の選手から学んだこと、実践を通して導き出した「状況を好転させる力」をまとめた珠玉の一冊となっている。

服部氏は出版社を通じたコメントで「執筆して間もなくコロナ禍となり、思うように行動ができない閉塞(へいそく)感の強い時代となってしまいました」とつづり、「『好転力』というタイトルには、このような状況でも物事が良い方向へ進むきっかけになって欲しいという思いを込めました」と説明。続けて「ゴルフは人生と同じように完璧はありません。むしろうまくいかないことが大半のスポーツです。本書では、思うようにならない状況下で私がどのようにして結果を好転させてきたのかをまとめました。このゴルフを通じての経験が皆さまへのエールとなり、人生を少しでも「好転」する契機になってくれればうれしい限りです」とPRした。