全米女子オープンに出場し2週間の隔離期間を終えた勝みなみ(22=明治安田生命)が、約1カ月ぶりの国内ツアー復帰戦への意気込みを語った。

23日、アース・モンダミン・カップの前日練習に参加。同日午前0時に隔離期間が終了した勝は、約2週間ぶりの練習ラウンドで大会へ向け調整した。

「米国で結果的に予選落ちしたけど、つかめた部分もあった。良い感じで回れたし、とりあえず今週は久しぶりのラウンドを楽しみたい。出るからには予選を通過したい」と話した。

隔離期間は、自宅でテレビのお笑い番組や、大好きな阪神タイガースの研究をしたという。「阪神だけじゃなく、対戦する他の球団も研究しました」。

米国では同じ黄金世代の渋野日向子と、将来の目標である米ツアーの話もしてきた。「しぶこと久しぶりに会って、米ツアーの良さを教えてくれて、チャレンジしたい気持ちが強くなった。しぶこも、日本の時と変わらず楽しくやっていた」と話した。

肉体改造や、自分で考えたトレーニングでドライバーの飛距離も増し、米国でも手応えを感じた。「ドライバーを打って、私の球にギャラリーの方が『ワーッ』って言ってくれて、テンションが上がった。飛距離的には全然(米国で)やっていけると思った」と笑顔で話した。

米国での大きな収穫を手土産に、リゾートトラスト・レディース以来の今季2勝目を目指す。