女子ゴルフの笹生優花(19=ICTSI)が23日、3週間ぶりの実戦となる全米女子プロ選手権(24日開幕)に向けて、会場の米ジョージア州アトランタ・アスレチック・クラブで会見した。

3週間前に優勝した全米女子オープンに次ぐ、メジャー2連勝が期待されるが、終始笑顔で、流ちょうな英語で質問に答え、リラックスした様子。メジャー制覇で米女子ツアーの5年シードを獲得し、ツアーメンバーとして臨む初戦となるが「とにかく最初の試合を楽しみたい」と、全米女子オープンや、日本ツアーに臨む時と同じように話した。

全米女子オープン優勝後は、男子の全米オープンが行われた、カリフォルニア州のトーリーパインズGCに行き、幼少からスイングを参考にするなど、憧れのロリー・マキロイ(英国)とも初対面を果たした。「3ホール一緒に回って、スイングの動画を撮影しました。質問にも丁寧に答えてくれて、とても親切でした。とても幸せな時間でした」と、前週のことを思い出しながら目を輝かせた。全米女子オープン後は、基本的に休養に充てていたといい「2週間、よく休むことができた」と、英気を養った様子だ。

会見では、昨年プロデビューした日本ツアーで何を学んだかも問われた。「日本のコースはフェアウエーが狭くてグリーンが速く、非常に難しい。プロデビューした時には、どう攻略するか分からなかったけど、先輩のゴルファーからたくさん学んだ。それが今の私のショットにつながっている。今の私があるのは、日本でプレーした経験のおかげ」と、かみしめながら、日本ツアーで競い合った選手らに感謝していた。