21年メジャー第3戦が開幕し、全米女子オープン選手権からメジャー2連勝のかかる笹生優花(20=ICTSI)は1オーバー、73で第1ラウンドを終えた。

終了時点で首位と6打差の50位前後だった。

笹生は開口一番「スコアを見ればわかるように、トータル的によくなかったので練習します」と話した。

世界最高峰トーナメントを制した力は確かに見せた。後半13番パー4(370ヤード)。第1打の落ちどころに左右のバンカーがプレッシャーをかける右ドッグレッグで、果敢にドライバーを握った。パワフルなフェードでフェアウエーをとらえ、第2打をウエッジでピン2メートルにつけてバーディーを奪取した。

かみ合わなかった。2番パー5は2オンさせながら、3パットのパー。運もなかった。9番パー4は第2打がグリーン奥バンカーで“目玉”になり、ライも左足下がりと1打で脱出できずにボギー。もったいないミスもあった。10番パー4は3オン、7メートルから3パットでダブルボギー。思うようなショットが打てず、首を振ったり、ドライバーで地面をたたくなどいらだちも目立った。

「風の読みが難しかった。もう少し慣れないと…。明日は、練習していいゴルフができるように頑張ります」。何度も「練習」という言葉を口にして、第2ラウンドでの立て直しを誓った。