21年メジャー第3戦で、メジャー初優勝を狙う畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は3オーバーの75、ホールアウト時点で首位と8打差の70位前後と出遅れた。

2番で4メートル、3番で6メートル、4番で2メートルを沈め、序盤で3連続バーディーを奪取。ロケットスタートを視界に入れながら、その後は3連続を含む6ボギーと失速した。

「前半は(ショットの)距離感がすごく合っていて、チャンスに多くつけられたけど、午後(後半)から距離感が合わなくなって、チャンスも少なくなった」と言う。

11番パー4は残り約160ヤードの第2打をグリーン左手前バンカーに入れた。13番パー4は残り約130ヤードの第2打をグリーン奥の刈り込みエリアにこぼした。「コースに対するイメージはすごくわいていたのに、ちょっとしたクラブ選択のミスがあった」。ジャッジミスが、ボギー確率の上がる場所へのミスにつながった。最終18番パー5は3メートルのバーディートライからまさかの3パット。「久々のチャンスだったので…。(ファーストパットが)少し強く入ってしまった」。最後まで悪い流れを修正できなかった。

全米女子オープンは笹生にプレーオフ負けしての2位。何度もあと1歩に迫ったメジャータイトルへ。第2ラウンドは午後組。「今日も午後になって風が強くなった。明日も気をつけないと」。巻き返しに向けて気合を入れた。