東京オリンピック(五輪)代表入りの可能性を残す渋野日向子(22=サントリー)は、1バーディー、5ボギーの76で回り、4オーバーでホールアウトした。ホールアウト時点で96位。逆転での東京五輪代表入りには、今大会で最低でも単独5位以上の成績が必要な中、大きく出遅れた。ホールアウト後の一問一答は以下の通り。

-第1ラウンドを振り返って

渋野 もう、どうしようもならなかったというか。本当に、ショットがすごい曲がって、フェアウエーキープもすごい悪かったので、全てにおいて残念だったなという感じです。

-フェアウエーの狭い6、8番などは良いショットも出ていた

渋野 今日は全体的に、自分が思ったよりも飛んでいたので、入るはずのないバンカーに入っちゃったりとか…。8番とかもそうだったので。すごい『あれっ』という感じではあった。前半はちょっと曲がってしまう場面があった中で、後半は風と仲良くなりすぎて、曲がっていっちゃうという感じのが多かったので、そこは明日(第2ラウンド)しっかりと修正できるようにしたい。

-風も横風や、吹いたり止んだりと、難しかったのでは

渋野 グリーンが止まるとはいえ、縦距離の合わないことが、かなり多かったので、それも風の影響だったりすると思いますし、それ以前の問題でもあると思うので、そこは明日、もっと頑張りたいなと思います。

-今週入れている6番ユーティリティーを多用していたが感覚は

渋野 感触は悪くないんですけど、今日は本当に、勝負どころというか、左ピンの時に引っかけることが多かったので、そこで頑張る必要ないのにな、っていうところで頑張ってしまうのもあった。それでもよく、4番のパー3とかはギリギリ耐えてくれていましたし、球もかなり高く上がるので、すごく安心感があって、すごく振りやすかったです。

-グリーン上は、午後だと難しくなっていたのでは

渋野 1ホール、3パットをしてしまって、かなり悔しいところはあったんですけど、そんなにラインは間違えていなかったかなと思う。あとは読みをもっと。スライスラインは右に外すことが多かったので、明日はそれを頭に入れて、大きく読むとか、そういう修正をしていけたらいいかなと思います。

-今週のテーマは「割り切る」と言っていたが

渋野 まあ、かなり悔しい場面は多かったですけど、すぐに切り替えて、できていたんじゃないかなとは思う。それはこれからも続けていけるように、それを結果に結び付けられるようになっていけたらいいなと思います。

-午後スタートの選手は伸ばせなかったので、午前スタートとなる第2ラウンドはチャンスもある

渋野 悪いところもたくさんありましたけど、前回のUS(全米女子)オープンよりは、パッティングの感じはすごく良くなってきているので、それが明日入ってくれれば、スコアにもつながると思う。そこに期待しつつ、あとはショットをもう少し。攻めるところは攻めて、割り切るところは割り切って、守りに入って、というゴルフが、明日はできるように頑張りたいと思います。