11位から出た原英莉花(22=日本通運)が、3バーディー、ノーボギーの69で回り、通算6アンダーで終了時点で首位と4打差の4位に浮上した。インスタートで前半の14番パー5でバーディーを奪うと、後半の4番パー3、8番パー5でバーディーを加え、上位に上がってきた。「昨日はすごく体調面が良くて、久しぶりにショットを思ったところに打てた。今日はもっと伸ばすぞと臨んだが、あんまり自分の中で体調が良くなくて、ショットが曲がってしまった」とプレー後に話した。

5月のワールド・サロンパス・カップの第2日から腰痛に悩まされ、大会に合わせて治療やトレーニングを積んできたという。「その中で昨日は痛みなくプレーできたが、今日はちょっと違和感がありながら、うまく力を加えられない状況だった」と説明した。もともとは、メジャーのANAインスピレーションから帰国後にぎっくり腰になったのが原因という。

それでも、2日間でボギーはわずか1個。統合シーズンとなった今季は、昨年に2勝も今年はまだ勝ちがない。「勝ちたい気持ちは山ほどある。しっかりと冷静に1打でも少なくプレーできるよう、最終日を期待できる位置で迎えられたら」と決勝ラウンドへの思いを語った。