大院大3年の赤瀬嵩幸(21)がスタート10番パー4(363ヤード)でドライバーを握り、キャリーで300ヤード超をぶっ飛ばした。スコア81で43位だが、スケールがでかい。愛媛・伯方島で中学までソフトテニス部に所属。「ゴルフがしたい」と100を切れずに香川西高に一般入試で合格、3年夏の全国大会に団体戦で出て大院大へ。「昔はやせてたんですよ」と183センチ、117キロの巨体で笑う。

「昔から」という独特なべた足スイング。ヘッドスピード秒速52メートルは国内男子トッププロ級で、使用ドライバーはロフト角「7度」シャフトの硬さ「8X」と仰天の数値が並ぶ。憧れにメジャー4勝のブルックス・ケプカを挙げ、パワーゴルフの道を突き進む。