10位から出た西郷真央(19=大東建託)が、7バーディー、ノーボギーの65で回り、通算12アンダーとして2位に浮上した。ショットが好調で「グリーンを外した記憶がない」というように、チャンスを量産。開始の1番から3メートルにつけバーディー発進すると、前半は6番から3連続を含む5バーディー。後半も2つのバーディーを加えた。「今日はスコアを伸ばせるだけ伸ばすことを目標にやっていたので、7つ伸ばせて良かった」と好スコアに笑顔で話した。

昨年プロデビュー戦のアース・モンダミン・カップでいきなり優勝争いに食い込み注目を集めた。今年も、今回で最終日を2位で迎えるのは5度目と、いつ優勝してもおかしくない実力を蓄えた。最終日に向け「今までいろんなシチュエーションの2位を経験させてもらった。そこを気にするより、今できることに集中することを第1にプレーしたい」と冷静に初優勝を見据える。

また、2打差で首位の申ジエについて「すごく尊敬している選手。上手なだけでなく強さもあり、メンタル部分のコントロールにも優れている方。申さんのスコアに追いつけるように、目の前にあるボールにしっかり集中したい」と話していた。