25位から出た渋野日向子(22=サントリー)は4バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算2アンダーで終了時点で34位と順位を落として終えた。

前週の予選落ちから、今大会は予選こそ通過したが不安定な内容に終始した。前半の4番パー5でボギーをたたくと、7番、8番と連続バーディーで盛り返したものの、続く9番でボギー。後半開始の10番パー5でもボギーとすると、第2日にダブルボギーをたたいた鬼門の13番でまたもダブルボギー。15番で3つ目のバーディーを奪ったが16番ではボギー。最終18番はバーディーで締めくくったが、最後までリズムはつかめなかった。

「もったいないところが何カ所かあった。もう少し伸ばしたかった。昨日は(パッティングで)上りのスライスラインを何回か外していたが、今日はほぼほぼ入っていた。後退はしていないが、結果に結び付いていない」と大会を総括した。前週のGMO&サマンサ・カップで予選落ちした際は、メンタル面の改善を口にした。今回も、第2日の13番でダブルボギーをたたいた後は、メンタル面で崩れたシーンも見受けられた。「ダブルボギーを打った後、同じことを繰り返してはいけないと開き直った。その後2バーディーを取れたのは良かったかな」と前進した部分もあったと話した。

今後は、次戦の楽天スーパーレディース(29日開幕、兵庫)に出場後、全英女子オープン(8月19日開幕)出場のため渡英する予定。「楽天は地元に近いし応援も多いと思うので、この2試合以上に結果を求めたいと思うし、頑張りたい」と話していた。