プロ8年目の新海美優(25=城島高原GC)が7アンダー、65をマーク、午前組終了時点で1位タイに立った。18年アース・モンダミンカップ第2ラウンドの66を上回るツアー自己ベストスコア。7バーディーのうち、バーディーパットの距離は4、7、12、15、17番が1メートル。アイアンショットがビタビタとピンに絡む展開を「ちょっと自分でもビックリです」と笑顔で振り返った。

プロ4年目の17年に賞金ランク39位となり初の賞金シードを獲得したが、18年が同72位と1年で手放した。強めのドローだった球筋をストレート系にしようとして、袋小路に迷い込んだ。「ホールによって、どう打とうかわからなくなって」。コロナ禍の昨夏、鈴木愛と約1週間、合宿をともにした。「マネジメントとかが勉強になりました」。賞金女王と過ごした時間もプラスに替えた。

20-21年シーズンもツアー出場27戦でトップ10がないが「すごく調子の悪い時期が2年ほどあったので、今は本当に楽しいです」。待望のツアー初優勝へ、着実に近づいていく。