38位から出た渋野日向子(22=サントリー)は、5バーディー、2ボギーの69で回り、通算3アンダー、213でホールアウトした。ホールアウト時点で、9アンダーの首位稲見萌寧、西郷真央とは6打差の23位となっている。

インコースの前半は、連続バーディーと絶好のスタートを切った。10番パー5で第3打を2メートルに寄せると、11番パー4も第2打を2・5メートルにつけて伸ばすなど、アプローチがさえた。15番パー3では5メートルのパットを決めてバーディーを奪い、3つ伸ばして折り返した。

後半は2番パー4で、第2打を2・5メートルにつけて4つ目のバーディーを奪い、一時は4アンダーまで伸ばした。だがその後、ともにパー4の3、7番でボギーを重ねた。それでも最終9番パー5は、ピンまで70ヤードの第3打を2・5メートルにつけてバーディーで締めた。

ホールアウト後は「前半はドライバーもアイアンショットも良かった。後半は力んでしまって、曲げるようになって、ちょっとずつかみ合わなくなった。でも9番でバーディーを取って、後半をイーブンにできたのはよかった」と振り返った。

この日、心掛けていたことについては「決勝ラウンドになったので、ちょっとずつ攻めていってもいいのかなと思って、攻められるところは攻めるショットを打っていった分、落ち着いてできたかなと思う」と説明し、全体を通して積極的なゴルフを展開したことが、良い流れをつくったと分析した。最終ラウンドに向けては「今日の前半のようなプレーができれば、今日ぐらいか今日以上のスコアを期待できるとは思うけど、後半の自分の姿を見ると、ちょっと不安なので、これから練習して、いい状態で臨めるように頑張りたい」と、冷静に話していた。