ヨネックス株式会社は13日、女子プロゴルファーの岩井明愛(あきえ)岩井千怜(ちさと、ともに19)の双子の姉妹と新規用具使用契約を結んだと発表した。

同社は08年に「ヨネックス・ジュニアゴルフアカデミー」を発足させ、ジュニアゴルフの普及・発展に力を入れており、岩井姉妹も同アカデミー出身。アマ時代から注目されてきた2人は、6月のプロテストでともに一発合格。姉の明愛はプロテスト前の4月に出場したパナソニック・レディースで3位、同6月のヨネックス・レディースではベストアマチュア賞を獲得。妹の千怜は8月のステップアップ・ツアー、カストロール・レディースでプロ初優勝を飾った。2人は同社製のゴルフクラブ、シャフト、キャディーバッグなどを使用する。

会見に臨んだ同社の林田草樹社長は「当社の75周年の節目に2人と契約できて心から喜んでいます。2人の成長とともに一緒に立って成長していくストーリーを作り上げていきたい」と期待を寄せた。会見では、高校時代に活躍した埼玉栄高ゴルフ部の恩師・橋本賢一監督がビデオメッセージで登場。高校時代を振り返る言葉に、明愛が感激して涙を流した。明愛は「ヨネックスさんとは小学校の時からのつきあいで、ずっと一緒に頑張ってきた。とても信頼できるクラブです。いずれはゴルフ界を2人で引っ張って、世界で戦っていきたい」。千怜は「2人で世界で戦えるのが1番の目標。もっともっと成長して頑張っていきたい」と笑顔で話していた。