国内女子ゴルフツアー、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子(24日開幕、宮城・利府GC)に出場予定の柏原明日架(25=富士通)、小祝さくら(23=ニトリ)、原英莉花(22=日本通運)が22日、仙台市の宮城県立こども病院にかかっている6~14歳の計18人と交流した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、交流はオンラインで実施。小祝と原英がCM出演する、Nintendo Switchの人気ゲーム「マリオゴルフ スーパーラッシュ」などで約1時間、3人は利府GC内の一室から笑顔で交流した。

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子では、宮城県立こども病院に救急車や院内看板を寄贈するなどの支援を継続して行ってきた。同病院への慰問は例年、代表選手が行っている。昨年は大会が開催されず、19年の前回大会を制した柏原は「ゴルフゲームで触れ合うことができてすごく楽しかったですし、こども達も楽しんでくれていたのでうれしいです。とても良い経験になりました」などとコメントした。

また、小祝は「私はゲームをたまにしかやらないのですが、オンラインでつながってやるのも初めてでしたし、すごく楽しかったです。みんな上手でビックリしちゃいました。普段なかなかこういう機会がないですし、すごく良い交流会だったと思います」と語った。さらに「私はまだこども病院に慰問したことがないので、コロナが落ち着いたらぜひ直接行って、こども達と触れ合いたいなと思いました。今回、こども達が応援幕も作ってくれて、あらためて頑張ろうと思えましたし、今週優勝して、その報告ができたらうれしいです」と続けた。

原英は「今日はテレビの画面越しでしたけど、こども達と交流できてすごく良かったなと思います。ゲームでしたけど、ゴルフというスポーツを通じて楽しめましたし、こども達と心を一つにできた感じですごくうれしかったです。今日も横断幕を作って応援してくれましたし、もっと頑張ろうという気持ちになりました。こども達にゲームで負けちゃいましたけが『この人に勝ったんだよ』って言ってもらえるようなプレーを今週できるように頑張ります」とコメントした。

またこの日、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子の第1日(24日)の組み合わせも発表され、柏原と小祝は同組で、渋野日向子とともに3人で回ることが決まった。原英は、青木瀬令奈、勝みなみと同組となった。大会は1日1000人を上限に、6戦ぶりに有観客での開催を予定している。