ツアー未勝利の永野竜太郎(33=フリー)が“苦手コース”で単独首位に浮上した。

城陽CC開催だった09年パナソニックオープンは予選落ち、17年関西オープンは46位。「09年はプロになったばっかりで“難しかった”って思いだけ。今回も“あ~城陽か~”って感じで来ました」と苦笑いする。ところが、ふたを開けてみれば予選ラウンドを首位通過。第1日は4アンダー、68。この日は7バーディー、ボギーなしの65と2日連続で好スコアをマークした。

「最初から狭いことはわかってる。でも、フェアウエーが絞られているだけで、横幅は結構あるホールが多い。だったら、第1打でできるだけグリーンに近づけて、ラフからでも短いクラブで、という考え方です」。パー3を除く14ホールでドライバーを握らないのは6、9、15番だけ。シンプルなプレーを心がける。

残り2日、ツアー初優勝がかかる。「そこはあまり考えない。そのホール、そのホールをどう対処するかだけに集中したい」と笑顔で話した。【加藤裕一】

 

<今年の予選通過6戦全部が10位以内。ツアー初優勝へ、2位浮上の大岩>(10位内ばかりは)まぐれが続いているだけです。でも、当然“1つでも1打でも上”を目指してやっています。

<日体大の先輩・河本力に負けじと? 8位浮上の世界アマランク1位中島啓>午前中にジムでアップしていて、力さんが伸ばしてるのを知って、ちょっと(トレーニングを)やりすぎました。