首位から出た畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は5バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算16アンダー、197で今季2勝目をあげた。最終18番を同組の2位ミンジ・リー(オーストラリア)と1打差で迎えるしびれる展開の中、なんとか逃げ切った。18年に米ツアー初勝利を挙げた大会を再び制し、米ツアー通算5勝目、日米では通算10勝目となった。試合後の主な一問一答は以下の通り。

-試合を振り返って

畑岡 思い出深いコースで2勝目をあげることができてすごくうれしいです。

-1番、2番で連続バーディーと前半から攻めた

畑岡 今日はちょっと風が強かったですけど、伸ばし合いになるというのはわかっていたので、前半から取れるところはとっていこうと思っていました。

-後半での心境は

畑岡 後半に入ってからパッティングが思うように打てなくて、チャンスにはついていたのですが(初ボギーの)13番以降もバーディーが取れなくて緊張していましたが、何とかやりきれて良かったです。

-プレッシャーはあったか

畑岡 やっぱりミンジーは本当に安定していましたし、最後くるのは分かっていたので、最後の最後までしっかり気を抜かずに自分のショットができたのは良かったと思います。

-最終18番について

畑岡 18番のグリーンのパッティングは3回になってしまったのですが、全部ボールを置く時に手が震えていて、どういう風に打ったか正直覚えてないです。

-今大会は2日連続ホールインワンもあった

畑岡 まさか2日連続でホールインワンできると思っていなかったですけど、それぐらいアイアンの状態は上がっていたんだなと試合で確認できた。来週以降の試合もしっかり頑張りたい。

-(同大会を制した)18年と比べて

畑岡 18年はほとんど独走だったので最後はそこまでプレッシャーはなかったですが、今回は1打差で最終ホールを迎えてというところで、今まで優勝した中では一番緊張した最終ホールでした。それで勝てたのはすごく大きい経験だったと思います。

-今後に向けて

畑岡 今年、試合数が減っている中で勝つことができて自信にもなったので、残りの試合でも少しでも勝てるように頑張りたいです。