男子ゴルフツアーで史上5人目のアマチュア優勝を果たし、ツアー2週連続でバンテリン東海クラシック(愛知・三好CC)に出場していた世界アマチュアランク1位中島啓太(21=日体大3年)が1日の第2ラウンドスタート前、腰痛のため棄権した。

中島によると痛めたのは「右の腰」でしびれがある状態。「一昨日の夕方から痛みがあった。今朝起きてビックリした。湯船につかってほぐしても、その姿勢すら痛みがあって。たくさん応援していただいて、推薦で出させていただいて、いいペアリングにも入れていただいて、本当に申し訳ないです」と話した。

第1日は2オーバーで73位だったが、ドライバーショットに手応えを感じており「順位は全然気にしていません」と明るく話していただけに、一夜で症状が悪化したようだ。

前々週は大学リーグ戦の5日間で9ラウンドをこなし、優勝した前週のパナソニックオープンで4ラウンド。リーグ戦から連日トレーニングと並行しながら、パー3を除く全ホールでドライバーを握るプレーを続けてきた。「オーバーワークにしてしまっていたのかもしれない」と話した。

腰はかねてウイークポイントのようだ。「今までも何度か棄権をしたことがありますが、原因は全部腰です。高校時代から腰痛はあり、下半身を鍛えてきましたが、まだまだ体が弱いなと思いました」。今後は治療、休養に努め、14日開幕の日本オープン(滋賀・琵琶湖CC)が復帰戦になる予定。