2位から出た西郷真央(19=大東建託)が、3バーディー、2ボギーの70で回り、通算8アンダーで2位を死守した。前半は9番でボギーと1つ落としたが、続く10番パー4でバーディーを奪うと、14、15番で連続バーディー。一時は勝、西村優菜と9アンダーで首位に並んだ。しかし、最終18番で痛恨のボギーをたたき、2位に転落。それでも、最終日最終組でツアー初勝利にメジャー大会で挑むチャンスをつかんだ。

「日本女子オープンの最終日最終組はすごく光栄なこと。こういった舞台で上位にいられることは自分にとってプラス。自分のできることをしっかり頑張りたい」と最終日への思いを語った。

昨年から2年に渡る統合シーズンを戦う中で、体力を維持する課題も出てきた。今大会も台風で中止となった1日は、あえて練習せずホテルで休養に充てた。ゆっくりフロに入り、上がり際に両足の膝から下に水をかける。「最後にフロを出るところで両足に水を掛けると、疲れも取れるしスッキリするんです」。英気を養い、第2、第3ラウンドも好調を維持した。

昨年のプロデビュー戦からたびたび優勝争いに顔を出す19歳も、8日で20歳の誕生日を迎える。「10代最後の試合でいい締めくくりをできたら」という思いも口にした。