今大会後に米下部ツアー、コーンフェリーツアーの予選会出場へ向けて渡米する石川遼(30=CASIO)は4バーディー、1ボギーの68で回り、通算6アンダー、278の暫定28位で大会を終えた。

インから出て終盤は8番、9番と2連続バーディー締め。9番パー5ではフェアウエーからの第2打をグリーン奥のカラー際のラフにつけ、アプローチで1メートルに寄せてバーディーとした。最終日は3日目まで課題に挙げていたドライバーの精度が戻り、「先週打てていなかった弾道が打てていたり、少し進めたかなというのはあります。パーオンも多くできていたし、ゴルフ的には良かったかな」と振り返った。

今後は来週中に渡米し、19日からのコーンフェリーツアー2次予選会(米カリフォルニア州)から出場する予定。通過すれば11月4日からの最終予選会(米ジョージア州)に臨む。同ツアーは21年1月開幕のため、仮に予選会を通過しても1度帰国し、コロナ禍による自主隔離期間を経て国内ツアーのカシオ・ワールドオープン(11月25~28日、高知・Kоchi黒潮CC)から復帰予定だという。 石川は「まだ予選会にエントリーしただけで、何も決まっていないので」としつつ「来年、再来年も見据えて、伸ばせるところは伸ばして。まずはセカンド(2次予選会)を通過できるよう全力で頑張りたい」と力を込めた。【松尾幸之介】