女子ゴルフの古江彩佳(21=富士通)が史上3人目のプロ、アマ双方での同一大会制覇を狙う。14日、富士通レディース(10月15~17日、千葉・東急セブンハンドレッドクラブ)の開幕前日会見に臨み、「上位で争って盛り上げたい。自分自身としては毎日アンダーパーを目指して頑張っていきたい」と抱負を語った。

まだアマチュアだった19年の同大会で優勝し、プロ転向を果たした思い入れある大会。20年3月からは富士通と所属契約を結んでおり、ホステス大会として迎えることにもなる。プロ、アマ双方で同一大会を制しているのは03、06年のミヤギテレビ杯ダンロップ女子を制した宮里藍と、16、17、19年の日本女子オープンを制した畑岡奈紗の2人のみ。今大会コースについては「なんとなく好き」と語り「(ポイントは)全部なんですけど、18番は難しい。パーオンも厳しいと思うので、しっかりパーセーブしていければ」と力を込めた。

20年11月の大王製紙エリエール・レディース以来、優勝からは遠ざかっており、今年初優勝もかかる。直近3大会は3位、11位、12位と上位に絡んできており、復調の兆しはある。最後の一押しにはパターの向上を挙げ「しっかり自分の思ったラインを打ち切ってバーディーを多くとっていけたら。スタートダッシュが私は遅い方なので、しっかりそれができたらなと思います」と意気込んだ。【松尾幸之介】