女子ゴルフの渋野日向子(22=サントリー)が14日、2週連続優勝を狙う富士通レディース(10月15~17日、千葉・東急セブンハンドレッドC)の開幕前日会見を行い、初出場となる大会への抱負を語った。主な一問一答は以下の通り。

-以前よりもドライバーは振れるようになった?

渋野 そうですね、先週もプレーオフの2ホールは振りちぎっていった感じですし、プレッシャーがかかった中でも曲がらないドライバーが打てるようになったということは、振れてくるホールもちょっとは増えてくると思うので。今週もパー5は特に振っていけたらいいなと思います。

-初出場だが、スコアはどれくらい出そうか?

渋野 かなりグリーンは仕上がっているんですけど、止まらなくはないので。意外と先週よりは出そうな気はするんですけど、わかりません(笑い)。2ケタには持っていかないといけないとは思うんですけど。

-先週の優勝後に19年の自分を超える、捨てようと思った時もあったと話されていたが、この2年間は渋野さんにとってどんなものだったのか?

渋野 19年からレギュラーツアーデビューしたんですけど、どうしても19年の自分が渋野日向子だという感じで自分も思っているし、思われているし。そこを基準にしてしまっているのが、やっぱり今の自分でもあるので、そういう言葉になってしまっていると思いますね。

-基準を変えたいという思いがスイング改造などにも表れた?

渋野 基準を変えたいという感じではないですけど、新しい自分を見つけたいというのもありますし、作っていきたいという感じでもありますよね。

-先週勝ったことでそうした考えへの感じ方も変わった?

渋野 先週は今回優勝したようなゴルフがもっと効率よくできるようになれば、19年の自分を超えられるんじゃないかっていう話をしたんですけど、19年の自分が基準となっているものが、例えば21年の自分に変わっていってほしいなっていう願いでもあるんですけど。これから変わっていく自分が基準となって新しくまた変わっていっているっていうのを自分でもやっぱり確かめたいというか何というか。

-新しい段階に入った手応えはある?

渋野 やっとスタート地点に立てたという感じですかね。

-ここから12月の米ツアーの予選会へ向けてどこを高めていきたい?

渋野 理想は毎週上位で終えることというのが本当に安定感とかにつながると思いますし、今、トップ10入りを続けられているので。欲を言えばトップ10以内を今週からずっと続けていきたいと思います。

-やはりドライバーが飛ばせるようになったことが大きい

渋野 どうですかね。全体的にショットが安定してきたことによってだと思いますし、先週もグリーン回りはラフから打ったのが1回だけで。最終日の10番だけだと思うんですけど。それぐらい本当に外れてないので。それだけショットも安定していて、ウェッジを持つ回数も多かったので。ウェッジが持てる距離まで打てるようになったことはドライバーの飛距離アップのおかげだし、それだけバーディーをとることにつながっていると思います。全体的に春先よりはレベルが増していると自分では思っております。

-先週の勝利の味はどんな味?

渋野 どんな味だったんですかね。難しいですね。味かあ。カレーせんべいとか?ちょっと辛い感じ?わかんないけど。ハハハ。